そのスライド、自分で読み返して疲れていませんか?

理科の授業で、班ごとに実験結果をスライドにまとめて発表する。そんな課題を思い浮かべてみてください。

実験の手順、結果、考察。伝えたいことがどんどん増えて、気づけば1枚のスライドに文字がびっしり。発表の練習で自分のスライドを見返すと、どこが一番大事な部分なのか、自分でもすぐに分からなくなってしまう。

そんな経験、ありませんか。

そのスライド、パッと見て3秒で「一番言いたいこと」が分かりますか?

文字を詰め込みたくなるのには理由がある

書きたいことがたくさんある。抜けがあると不安になる。だからつい、全部書き込んでしまう。これはとても自然な気持ちです。

でも、伝わる資料と伝わりにくい資料の違いは、才能でもセンスでもありません。ちょっとしたコツを知っているかどうかだけです。

今日から真似できる3つのコツ

色・文字・余白。この3つを意識するだけで、スライドはぐっと見やすくなります。

コツ①:使う色は3色までに決める

信号機は「赤・青・黄」の3色しか使いません。だからこそ、遠くからでも一瞬で意味が伝わります。

スライドも同じです。色を増やすほど、どれが大事なのか分かりにくくなります。ベースの色、文字の色、一番目立たせたい色。この3つで十分だと言われています。使う色を絞り、全体に統一感を持たせることで、見やすくなります。

コツ②:文字の大きさに差をつける

見出しは大きく、説明は小さく。これだけでも、どこが大事な言葉なのかが一目で伝わるようになります。

道路標識を思い出してください。行き先の地名は大きく、細かい注意書きは小さく書かれています。だから運転中でも、一番必要な情報だけがパッと目に入ります。スライドの文字も、同じ大きさで並べるのではなく、差をつけてみましょう。

コツ③:余白は「何もない場所」をわざと作る

部屋に物を詰め込みすぎると、探し物が見つからなくなります。スライドも同じで、文字や画像でびっしり埋めてしまうと、一番伝えたい情報が埋もれてしまいます。

余白は、何も書かれていない「無駄なスペース」ではありません。見る人が情報を探す時間を減らしてくれる、大事な役割を持っています。

ミラジェネの授業でも同じことを伝えています

ミラジェネのレッスンでは、色や文字を選ぶ前に、「誰に」「何を」伝えたいのかを先に決めることを大切にしています。

レイアウトや配色、文字の選び方は、感覚だけで決めるものではなく、伝えたい中身を形にするための技術として扱っています。生徒が「こうしたい」と思ったことを、実際に伝わる形へ変えていくために、こうした知識を少しずつ渡しています。

色や文字のルールを覚えることが目的ではありません。自分が一番伝えたいことは何かを考え、それを見やすい形に変えていく。その積み重ねを、授業の中で経験してもらっています。

まとめ:伝わる資料は、才能ではなく技術

色を絞る。文字に差をつける。余白を残す。

どれも、今日の発表資料からすぐに真似できることばかりです。

伝わる資料は、生まれつきのセンスで作るものではありません。誰でも身につけられる技術です。次にスライドを作るとき、まずは色の数から見直してみませんか。


「伝わる資料をどう作ればいいか分からない」「発表前になると自信が持てない」。そんな中高生に向けて、ミラジェネでは考えを伝わる形に変える技術を、少人数のオンラインレッスンで一緒に学んでいます。まずは体験レッスンで、そのやりとりを覗いてみませんか。